すずろごと

偏見にまみれた140文字以上のついーと

とんび - 重松清

この話には一貫して”普通”の家族の像はほとんど描かれない。 父がいて、母がいて、子供がいる家庭。 親を知らずに育ったヤスさんと同じく妻の美佐子さん。 二人の息子アキラが幼いころに美佐子さんは亡くなってしまう。 周囲をみても、娘に母と認識される前…

ホストクラブに行ってきた。

最近、コミュ力高めでそれなりに頭の良い人に飢えている。 圧倒的に会話が上手い人と話した時の感動は麻薬みたいにクセになる。 だから今回ホスト行こうって誘われたときから、ちょっぴり期待してたんだ。 ほんとに勝手なイメージだけど、すっげーコミュ力あ…

金の斧か普通の斧か

-あなたが落としたのは金の斧?銀の斧?普通の斧? -ふ、普通の斧です・・・ -あら正直者ね。金の斧あげるわ。 みたいな展開はあくまでおとぎ話でしかない。 現実では普通の斧を落としたという正直者は普通の斧を受け取るし、金の斧を落としたというがめつい…

忘れられない空気感

小学生の夏休みの感覚を、未だに忘れられずにいる。 終業式の日は何かが待ち受けているかのように、持って帰るたくさんの荷物と同じくらいのワクワクがあった。 むしむしした暑さ、じーじーと鳴くセミ。 かき氷に抹茶の粉と小豆をのせるのが好き。 座布団の…

青春

制服で二人乗りして 帰り道にコンビニでアイスを買って 一口もらって 夕焼け見てきれいだねって言い合って たわいもない電話をして おやすみって言ったあと切れなくて笑いあう ああ、青春だな 自分の通らなかった青春だな とおもう でも、きっと、そこにいた…

八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。 - 天沢夏月

「俺はどうしたらいい、透子。」 四年前の夏のあの日から、ただ時が過ぎてゆく毎日。 彼女の死を清算できず、逃げるように東京に出たまま故郷に足を踏み入れるきっかけを失っていた。 線香をあげてやれよ。との友人からのメールで2年振りに帰ってきた町。 廃…

こんなにも優しい、世界の終わりかた - 市川拓司

「優しくないね」 「うん、優しくない」 この世界で穏やかに生きるのは難しい。 心の趣くままに生きるのは難しい。 多くを望まないことを許してくれない。 ぶきっちょには厳しい世界だ。 世間からはみ出た、独自の世界をもつ男の子たち クラスの男子の視線の…

大人っぽさは大人にはだせない

大人っぽいね という言葉は真の大人には使わない。 子供みたいな笑顔 という形容は子供には使わない。 こういう場合、っぽい・みたい という言葉は何かに似ているという意味で使われる。 では、っぽい・みたいと言われるものは、オリジナルではない、偽物な…

貧困

これから毎月に5万円ずつ支給いたします。 という幸運が舞い込んだとして、現実的に何をする? 貯金する、回らない寿司を食べる、遊園地に行く、服を買う。 数か月分を合わせて旅行に行くのも良いな。カメラも買おう。 とても前向きな使い道である。 だけど…

ゲーム廃人はなにゆえ悪なのか

ゲームは1時間まで。 ゲームばっかりやってちゃだめだよ。 暴力ゲームをやっている子は現実世界でも乱暴をする。 などなど、ゲームにまつわる話でポジティブな話はほとんど聞かない。むしろ世の中ではゲームをするということはなかなかに嫌悪されている次第…