愛してなんかいないのに
たまにはピザが食べたくなる。でも、好きな食べ物でピザといったことはない。
私がピザを食べるときは半額セールをやっているときかピザを取りに行ってくれる人間がいるときぐらいだ。学校付近に安いピザ屋があり一時期毎日のように食べていた時も、先輩が研究室に米を持ってきた瞬間食べなくなった。
そもそもピザは毎日食べるのにあまりにも向いていない。ピザ本体は言うまでもなく追いチーズだってコーラだってカロリーの塊だし、何を隠そう生地は小麦粉である。最近流行りの糖質制限を指さしては笑っている。塩分高いし脂質も多いし野菜は取れないしタンパク質だって大したことない。
ハイカロリーハイコストハイリスク。
先ほど言ったようにそんなにピザを食べているわけではない。それでも、一年間で一番食べた食べ物といっても過言ではない。どうして私は食べるメリットが見つからないといいつつなんというツンデレを発揮しているのか。こんなはずではなかった。
だいいち、日本におけるピザの歴史なんてたかだか70数年なものなのだ。それが今ではピザって十回言うゲームなんて漫才ですっと使われるぐらい常識になっている。
なんでこんなに人気があるのだろうか。
そんなことをいいつつももう分かっている。
脂質糖質炭水化物
この三銃士がそろった時点で我々に勝ち目はないのだ。ただ面前にひれ伏すのみ。
しかもカスタム自由に期間限定商品もあるときた。
人類が最も弱い謳い文句に刃向えるわけがないだろう。
さあ、幸福(降伏)の宴を開こうじゃないか。
ところでなんでアマゾンギフト券なの?